放たれた星屑　誰にも邪魔されない　ガスの光る霧の中
金平糖から始まった冒険　夜空の向こう側へ

慣れた喫茶店　アイス珈琲　だけど今日はちょっと違う
ドビュッシーの音色と跳ねる水音　何か始まる予感がした

キラリと光るあなたの眼差し
「ちょっと遠出しない？」じっとしてられない
「そういうところが好き」なんて　口に出しては言わないけど

放たれた星屑　誰にも邪魔されない
迷い込んだ別世界

フローライトの光　回る惑星の骨格
スペクトル映した多面体の夢

既知の都市を出て未知のすきまへ
時が忘れた天球の中

こんな風に二人だけで過ごす時間が　
いつまでも続かないと知っているけれど

夜空に溶けて消える二つの影　迷い混んだ別世界　
沸騰しそうなほど高鳴る鼓動　照らしてる月を超えて

フローライトの光　回る惑星の骨格
スペクトル映した多面体の夢

忘れ去られた場所　止まったままの時間
心はどこか弾んで　私たちだけの特別な夜
誰時星が見えるまで

重ねた手と手絶対に離したくない　今だけは終わらないで
空に溶けた魔術　纏う闇を振り払って先へ